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小学生の子どもには習い事をさせるべき?どんな習い事が良いの?など、さまざまな疑問や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そもそも、どれぐらいの小学生が習い事をしているのかも気になるところでしょう。

そこで今回は、習い事をしている小学生の割合や人気の習い事などについて詳しく紹介します。

習い事をしている小学生の数

厚生労働省の資料「第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)の概況」によると、平成22年に生まれた子どもが放課後に過ごす場所は「自宅」が77.2%と最も多く、次いで「習い事・スポーツクラブ・学習塾等」が40.7%、「公園」が34.6%でした。

また、「習い事・スポーツクラブ・学習塾等」をしている小学生は、1年生が76.8%、2年生が84.7%、3年生が87.7%と学年が上がるにつれて増加しています。

小学生に人気の習い事

厚生労働省の同資料によると、性別にみた「習い事・スポーツクラブ・学習塾等」の種類と割合は以下のとおりです。

種類男児女児
体操8.0%8.9%
水泳40.0%34.2%
野球・ソフトボール9.1%0.9%
サッカー21.1%1.7%
テニス3.8%3.3%
剣道・柔道などの武術9.6%3.7%
バレエ・ダンス・舞踊1.9%15.5%
英会話(他の外国語を含む)16.4%21.0%
そろばん8.1%9.2%
習字(硬筆を含む)12.9%21.9%
音楽(ピアノなど)12.4%39.6%
絵・工作1.5%2.9%
華道・茶道0.2%0.8%
学習塾20.4%20.0%
家庭教師0.3%0.3%
通信教育19.0%22.0%

総数 24,204人(男児12,423人、女児11,781人)

男児では「水泳」が 40.0%と最も多く、「サッカー」が21.1%、「学習塾」が20.4%、「通信教育」が19.0%、「英会話(他の外国語を含む)」が16.4%、「習字(硬筆を含む)」が12.9%、「音楽(ピアノなど)」が12.4%と続きます。

女児では「音楽(ピアノなど)」が 39.6%と最も多く、「水泳」が 34.2%、「習字(硬筆を含む)」が21.9%、「英会話(他の外国語を含む)」が21.0%、「バレエ・ダンス・舞踊」が15.5%と続きます。

小学生時代の習い事が将来へ与える影響

小学生時代の習い事が子どもの将来や性格、行動などにどのような影響を与えるのか気になる方は多いのではないでしょうか。小学生時代に野球をしていれば野球選手を目指したくなるとは限りません。しかし、子どもの頃の体験が将来の行動に影響を与えるとの報告もあります。

例えば、文化庁広報誌ぶんかるの「数字で見る文化芸術活動 子供の文化芸術の鑑賞状況と、子供時代の文化芸術の鑑賞への影響」では、子どもの頃に文化芸術に関わる習い事をした子どもは、大人になってから文化芸術活動を劇場やホールなどで直接鑑賞する比率が高いと報告されています。

大人になったときに文化芸術活動に自分の道を見つけてほしい、良い影響を受けてほしいと思うのであれば、小学生時代にダンスやコーラス・声楽、ピアノやバイオリン、習字などの習い事をすすめるのも良いでしょう。

子どもの習い事を探すときのポイント

小学生の習い事を選ぶ際は、次のポイントを押さえましょう。

子どもがやりたいと思えるか

どれだけ周りの子どもがやっていても、子ども自身がやりたいと思えなければ長続きしません。無理に通わせると身につきにくいだけでなく、ストレスを与える可能性もあります。子どもがやりたいと思えることを前提に習い事を選びましょう。

指導者と子どもの相性が良いか

指導者と子どもの相性が良いと、飲み込みが早くなったり習い事を楽しみやすくなったりします。まずはお試し体験から始めて、習い事そのものの向き不向きだけではなく、指導者と子どもの相性もチェックしましょう。

費用負担が大きすぎないか

入会金や年会費、月額料金、習い事に必要な物品購入費など、さまざまな費用がかかる可能性があります。一時的な費用負担ではなく、習い事を続ける限り継続的にかかるため、将来的に費用を理由に習い事を辞めることにならないか十分に考えましょう。

送迎できるか

送迎が必要な場所に通う場合は、親の仕事の都合や車の有無などを踏まえ、送迎できるかどうかを考えましょう。送迎が難しい場合は、自宅近くでできる習い事の中から選ぶことが大切です。

まとめ

小学生は、水泳やサッカー、野球などのスポーツや、英会話や習字などの習い事をしている割合が多いようです。大切なのは子どもがやりたいと思える習い事を選ぶことであるため、みんながしているから、人気の習い事だからといった理由で選ぶ必要はありません。

また、小学校では習い事だけではなく、学力向上のための自主学習も検討したいところです。しかし、仕事や家事、育児、介護などに追われ、アドバイスをする時間がなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのがオンライン学習です。

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執筆者:加藤良大