小学校の遠足は、子どもたちが楽しみにしている大きなイベントです。持ち物を忘れて困ることのないよう、しっかり準備をしておきたいですね。小学校の遠足で必要な持ち物や持っていると便利なもの、準備する際に心がけたいことなどについてまとめます。
遠足へ行くときに必要となる、基本的な持ち物をご紹介します。
歩くときに両手が空くよう、荷物はリュックサックにまとめます。大きすぎず小さすぎない、子どもの体型に合ったものを選びましょう。
遠足の楽しみといえばお弁当です。忙しい朝に準備をするのは大変ですが、できる範囲で子どもの喜ぶお弁当を用意してあげられるとよいでしょう。汁もれに注意して、子どもが食べられる適量が入るお弁当箱を用意します。
水分補給のために水筒も必要です。肩からかけられる水筒は便利ですが、学校によっては水筒をリュックサックの中に入れるよう指示されることもあるため、学校からの案内をよく確認しましょう。中身はお茶か水が基本です。
お弁当を食べるとき、手を拭くためにおしぼりが必要です。夏場はおしぼりを凍らせてお弁当と一緒にしておくと、保冷剤の役割にもなります。また、お箸やスプーン、フォークなども忘れないようにしましょう。
お弁当を食べるときなどに使用するしきもの・レジャーシートは各自持ってくるよう指示されることが多いので、一人用の小さなものを準備します。低学年の場合は、広げ方やたたみ方などを事前に子どもに教えておくことも大切です。
学校から金額や内容の指定がある場合は、それに従って準備しましょう。大袋のスナック菓子などはかさばるので、避けた方がよいかもしれません。個包装になっているグミ、キャンディ、ラムネなどがおすすめです。
トイレに行ったり手を洗ったりするときのために、ハンカチを忘れないようにしましょう。また、行ったところにトイレットペーパーがない可能性などもあるので、ポケットティッシュも必ず持たせます。トイレを詰まらせることのないよう、水にとけるタイプのポケットティッシュもよいでしょう。
季節や場所によっては、急に雨が降ることも考えられます。出発するときには晴れていても、途中で天候が変わることもあり、レインコートは必須といえます。傘は手がふさがってしまって危険なこともあるので、雨具はレインコートを持たせるのが基本です。
基本的な持ち物のほかに、あると便利な持ち物をご紹介します。
お菓子のゴミや鼻をかんだときのティッシュペーパーなど、遠足の途中で細かいゴミが出ることはよくあります。ちょっとしたゴミが出たときにビニール袋があると便利です。
また、公園で遊んだときに気に入った小石などを持ち帰りたいことや、見学に行った場所で小さなお土産をもらったりすることもあります。リュックサックの中にそのまま入れると、壊れてしまったりなかなか見つからなかったりすることもあるでしょう。そのようなときも、ビニール袋に入れて持ち帰れると安心です。
バスに酔いやすい場合は、エチケット袋を持たせましょう。紙袋の中にビニール袋を入れ、ホチキスでとめるなどして作ります。場合によっては、酔い止めの薬も持たせます。薬を持たせてよいかわからないときは、事前に学校に確認しておきましょう。
遠足の場所や活動内容によっては、手が汚れてしまう可能性があります。手を洗いに行くことができない場合など、ウェットティッシュがあると便利です。また、衛生面を考えるとお弁当を食べる前には除菌タイプのウェットティッシュを使えると安心といえます。
学校側でも救急箱を用意していきますが、ほんの少しの傷なら自分でばんそうこうを貼って済ませたいという子どももいるかもしれません。たくさん持って行く必要はありませんが、1~2枚入れておいてもよいでしょう。
日差しの強いところに長時間いることがわかっているときは、日焼け止めもおすすめです。日焼けに弱い体質の子は、焼けたあとにひりひりして痛い思いをしてしまうこともあり、日焼け止めを持っていると安心です。
自然の中で過ごす場合は、虫よけスプレーがあるとよいでしょう。遠足の場所によっては毒の強い虫がいることもあります。普段から虫に刺されると大きく腫れてしまうという子どもには、持たせておくとよいでしょう。
遠足グッズを選ぶときには、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
リュックサックは、子どもが持ち運べる大きさにしましょう。小学校低学年で15~20L、中学年で20L前後、高学年で20~30Lがサイズの目安です。
成長に合わせてベルトの長さが調整できるものを選ぶのも一つの方法です。
お弁当箱は、リュックサックの中で動いてしまっても中身がこぼれないよう、パッキンでしっかり閉じられるものを持たせましょう。お箸の入れ忘れにも注意が必要です。
体を動かすことが多いので、服装は動きやすいものを選びます。山など自然の多いところに行くときは、けがや虫さされを防ぐため、長ズボンがおすすめです。長時間歩くこともあるので、靴は履きなれたものにしましょう。
大勢で移動するため、落とし物が誰のものなのかわからなくなると困ります。持ち物には必ず名前を書いて持たせましょう。
遠足に行く前には、学校から持ち物の案内があります。出発の前日までに、持ち物をよく確認して準備しておくことが大切です。虫よけスプレーや日焼け止めなどは、学校によっては禁止されていることもあるので、事前によく確認しましょう。
子どもの負担にならないよう持って行く荷物を選び、楽しい思い出ができるようサポートしてあげられるとよいでしょう。
執筆者:五十嵐麻弥子
参考資料
1) 「【子どもの遠足の持ち物】グッズ選びから便利アイテムまでまとめて解説!」こそだてまっぷ.
https://kosodatemap.gakken.jp/life/event-life/30432/
2) 「遠足の持ち物リスト!前日に慌てないように事前にチェックしておこう」まあちあんぐる.
https://marching18.com/ensoku_motimono
3) 「遠足にはなにを持っていけばいい? 基本の持ち物、年齢ごとのおすすめ持ち物まとめ」fotowa.
https://fotowa.com/funmily/2016/07/preparation-for-excursion/
4) 「小学1年生の遠足に必要な11の持ち物!予備のマスクも必要!」ハットンログ.