雨の日は、大人も子どももなんとなくゆううつになってしまいがちです。子どもとどのように過ごしたらよいのか、悩んでしまう保護者も多いのではないでしょうか。今回は、雨の日の家での過ごし方と、雨の日ならではのおでかけスポットについてご紹介しましょう。
雨の日に、子どもが家の中で楽しく過ごせるアイデアについて見ていきましょう。
体を動かすのが好きな子どもは、動画を見ながらダンスをしたり、体操をしたりするのがおすすめです。YouTubeには、多くのダンスや体操の動画があります。「子ども ダンス」「子ども 体操」などと検索してみるとよいでしょう。
また、コントローラーを使って体を動かすテレビゲームなら、家族みんなで楽しむことができます。
雨の日には、家にあるボードゲームやカードゲームが大活躍します。ボードゲームやカードゲームは、家族でコミュニケーションを取りながら遊べるのがよいところです。
それぞれいろいろな遊び方があり、ルールを覚えながら遊ぶことで子どもの知育教育にも役立ちます。
ブロックや積み木も子どもが集中して遊べるおもちゃです。できあがりをイメージしながら形を作っていく中で、想像力や創造力がはぐくまれるでしょう。
ピースの多いものや少し難しいパズルに挑戦するのもおすすめです。夢中になってパズルに取り組んでいると、あっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。地図や国旗のジグソーパズルは、遊んでいるだけで学習効果も期待できます。
新聞紙や段ボール、紙コップ、お菓子の空き箱など、家にあるものを使って工作をするのも楽しいものです。インターネットで「小学生 工作」と検索すると、さまざまな工作が紹介されているので参考にしてみるとよいでしょう。
保護者が折り方を教えてあげてもよいし、折り紙の本を参考にしながら作ってみてもよいでしょう。いくつかの折り紙を組み合わせて大きな作品を作るなど、工夫次第でいろいろな遊び方ができます。
低学年ならぬり絵もおすすめです。手先の巧緻性がはぐくまれ、色彩感覚も身についていきます。また、模造紙などの大きな紙に、絵の具を使って自由に絵を描いていくのも気持ちのよいものです。
たっぷり時間を使って、絵本の読み聞かせをしてもよいでしょう。また、雨の日の特別バージョンとして、子どもに絵本を読み聞かせてもらうのもおもしろいものです。
読書タイムを設けて家族それぞれが自分の好きな本を読むのもおすすめです。お互いに読んだ内容について話し合うと、子どもの国語力を伸ばしていくきっかけにもなります。
まとまった時間を活用して、映画の鑑賞会をしてはいかがでしょうか。近年は、サブスクリプションサービスでも映画を見ることができます。この機会に見逃していた映画を鑑賞してみるのもよいでしょう。
子どもと一緒にお菓子や料理を作るのも、雨の日の楽しいイベントになります。パンケーキのように混ぜて焼くだけのものなら、子ども一人でもある程度進められるでしょう。また、食材の下ごしらえから本格的な料理を作るときには、一つ一つ丁寧に教えてあげましょう。火や包丁を使うときには、やけどやけがをしないよう気をつけて見守ることが大切です。
雨の日だからこそ、雨を利用して遊ぶという方法もあります。たとえば、バケツや空き缶、プリンの空き容器など、いろいろな素材の容器を並べて雨の当たる音を比較してみます。
また、部屋の中から雨や雷の様子を観察し、起こっている現象を図鑑などで調べると勉強にもなります。カエルやカタツムリなど、雨の日に見られる生き物を観察するのもおすすめです。
「雨の日でも出かけたい」とお考えのときに、おすすめのおでかけスポットをご紹介します。
公共施設なら、児童館や図書館がおすすめです。
児童館は遊び道具や本、マンガなどがそろっており、常に職員がいて子どもたちを見守ってくれているので安心です。
図書館にはたくさんの本があるのはもちろん、動画を見られるスペースを設けているところもあります。日によっては読み聞かせや紙芝居などのイベントもあり、一日楽しく過ごせるでしょう。
たくさんのお店が入ったショッピングセンターは、大人も子どもも楽しめる場所です。買い物をするだけではなく、ワンコインで遊べるゲームがあったり、食事をしたりすることもできます。
屋内でバスケットボール、フットサル、テニス、パターゴルフなどいくつものスポーツを楽しめる施設は、子どもが思いきり体を動かすのに最適です。また、バッティングセンターやプール、ボルダリング場など特定のスポーツ専用の施設もあります。雨の日に体を動かしたいときには、利用してみるとよいでしょう。
最近は、エンターテインメント性の高い博物館や美術館がたくさんあります。子ども向けのイベントも多く、家族で一日楽しみながら過ごせるでしょう。子どもの感性を刺激して、さまざまに体験できるところが魅力です。
いろいろな展示方法で楽しませてくれる水族館は、子どもをわくわくさせてくれる場所です。海の生き物に直接触れることができるところもあり、子どもの好奇心を刺激してくれるでしょう。
雨の日には、子どもとの過ごし方に悩むという保護者も多いかもしれません。でも、「雨の日だからこそ、いつもと違うことをしてみよう」と考えてみてはいかがでしょうか。ご紹介した雨の日の過ごし方を参考に、有意義な一日を過ごせるとよいですね。
執筆者:フリーライター/不登校支援カウンセラー 五十嵐麻弥子
参考資料
1) 「【何する?】雨の日の過ごし方。充実できるアイデアをご紹介」ママソレ.
https://mama.chintaistyle.jp/article/how_to_spend_a_rainy_day
2) 「雨の日の子どもとの過ごし方アイデア!楽しく過ごせる工夫を紹介」楽天.
https://event.rakuten.co.jp/family/story/article/2022/rainy-day
3) 「【雨の日の過ごし方】子どもが喜ぶお家(室内)遊び!~小学生低学年&幼稚園むけ~」bonのお出かけブログ.
https://bon-odekake.com/rainy-day-play
4) 「雨の日、子どもとどう過ごす? おうち遊び、おすすめ屋内施設までアンケートで徹底調査!」HugKum.