算数にも読解力は必要? 文章問題が苦手な理由と克服するためのポイント
算数の学習において、「計算問題は得意だが、長い文章問題は苦手」という子の話をよく耳にします。また、「算数はずっと得意だと思っていたけれど、学年が上がって問題文が長くなってくると解けなくなってきた」という場合もあります。このようなとき、原因は「読解力」にあるかもしれません。
「算数なのに読解力?」と思われるかもしれません。しかし、算数で文章問題や複雑な問題に取り組む際は、読解力も必要となると考えられています。
ベネッセ教育研究所「『読解力』と教科学力の関係」においても、以下のような分析結果が示されています。
””「読解力」は国語科における「読む力」の影響を大きく受けながらも、「言語についての知識・理解」や「書く力」とも関連し、更には、一見関連がなさそうに見える算数/数学の学力スコアとも同程度の関連を示す。””
今回は、読解力がなぜ算数の文章問題と関係があるのか、文章問題が苦手な子はどのように克服すればよいかについて解説します。